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2025年度 社長年頭あいさつ

皆様、新年明けましておめでとうございます。

昨年は、能登半島地震に明け、豪雨と猛暑に見舞われた一年でした。

能登半島地震については、当社の施工チームが現地に向かい通信インフラの復旧支援に参加しました。

会社の経営理念に基づく社会貢献を果たせたことに感謝いたします。

 

今年のテーマは、「一体感を持って」です。

 

・事業拡大への対応

新領域への挑戦、工事エリアの拡大、増大する工事受注に対応するため、新たなパ-トナ会社様と一緒に仕事をする機会が多くなっています。

今までとは違う新しい風の中で、私たちの仕事のやり方をリセットし、新たな枠組みを構築しつつ、スタ-トを切っています。

事業規模の急激な拡大は、社内の連携が追いつかず、あらゆるところにアレルギ-反応を引き起こします。

今までの慣習に捕らわれないで、連携が上手くいかない原因を追究し、お互いを助け合う心を持ち改善する必要があります。

例えば、ある業務が個人に集中し、ボトルネックになっていれば、助け合ってどのように分散するか。

連絡する情報が、必要な人に必要なタイミングで届いていなければ、連絡ルールを見直す。

孤独感や情報の行き違いが起きる。・・一体感の不足です。

積極的なコミュニケーション

一体感を高めるためのコミュニケーションが必要です。

必要事項の注意・周知・伝達を行うだけでなく、何気ない会話や言葉以外の情報のやり取りにより、一体感を醸成できる。

指示伝達だけの一方通行の会話や会議では発言が消極的になっていく。

聞き手は、自分から少しでも積極的に発言しコミュニケーションをとることで、その勇気が伝播する。

それで、一体感のある環境が作り出されていく。

・体験の共有

一体感を高めるためには体験を共有することが早道です。

直接会話をしなくても、同じ場所に集う、同じ食事をする、同じ景色を見る、同じ空気に触れることで、一体感を感じることが出来る。

親睦会の活動などを通して、全員で体験を共有できる機会を増やして欲しい。

・300人規模でも一体感のある会社

会社の規模拡大は、対外的交渉や会社的ステ-タス向上のためにも重点課題である。

規模が大きくなればなるほど、我々がかつて築いてきた、お互いを助け合う思いやりの心は希薄になる。

各リーダ-がチ-ムに一体感を作り、チ-ム同士が互いのチ-ムを理解・尊重して行動することが、人数が増えても一体感のある会社であり続ける源になります。

 

本年は、アメリカの大統領が替わり、ウクライナ、中東、台湾の情勢がどのようになるか見通せません。

不透明な国内外の状況での新年となりますが、まずは、ご家族を含め、みなさんの健康が、当社の原動力です。よろしくお願いします。

今年が、昨年よりもすばらしい年になるよう、頑張りましょう。

2025年1月

三英電設株式会社

代表取締役 上條昇一